「自動運転モード」を辞めてみる勇気

「自動運転モード」を辞めてみる勇気

私は社会人になって、10年以上が経っているんですが、

ある日を境に、独立したいなって思うようになりました。

 

なぜかって、これまでの生き方を振り返った時に

敷かれたレールの上をひたすら走ってきた・・・って感じてしまったから。

 

高校に入るのも、大学に進学するのも、就職先も。

全て自分の意思か?と聞かれると、ちょっと疑問です。

 

「こういう娘でいることが、親にとっての喜びだろうな」

 

って視点で、今まで生きてきたことに気づいてしまったから。

自分の人生なのに、親の望む人生を追いかけ続けてしまっていました。

ただ、この生き方ってすごく楽です。

人から見た模範的な生き方をしていればよくて、あらためて自分の人生について

考える必要がないからです。

 

こうなってくると完全に「自動運転モード」です。

目的地が設定されていて、私は自分で運転する必要はありません。

流されて生きているだけで、なんの問題もなかった。

 

問題を感じることなく、疑問を持つことなく、

ただ自分以外の人が決めた「どこか」に向かって進んでいれば安全でした。

 

こんな生き方を30代に入ってからも続けていた私ですが、

30代に入ってくると、いろいろ将来のことを考える機会も増えてくるんですよね。

 

会社では「今後どうなっていきたい?」「目標は?」「ライフプランの設計は」

なんて上司との面談のたびに聞かれ、

同僚は転職していく。中には海外に移住した人もいました。

友人とは「結婚」「出産」「家を買う」みたいな話が増えてきて。

 

20代で社会人になって、10年が経って30代になる頃。

この頃が、周りの変化や生き方やライフスタイルが多様化し始める

最初の時期じゃないでしょうか。

 

毎日満員電車に揺られて会社に行って、

発言しなくても時間だけが過ぎていく会議に強制参加させられ

夜遅くまで残業して帰ってきて、

ストレスが抜け切らない状態でまた朝会社へいく。

 

なんだか周りの人たちは楽しそうに生きているけど、

私はそうじゃない現実。

どんどん差が開いているようで、不安を感じる。

 

やりがいや生きがいを持って会社で働いている人を否定しているわけではありません。

自分の人生への「主体性」がないことが、徐々に私を押しつぶしていきました。

 

このまま会社にいていいのかな・・・

今のままでいいのかな・・・

 

不安で仕方なかった。

 

だけど、迷いが出てるってことは「変わりたい」と思ってる証拠。

 

もし私と同じように、ただなんとなく会社に入って、

なんとなく日々を過ごしている人がいたら。

 

今までの生き方が「当たり前」になっていると感じたら、

少し立ち止まって考えてみると、人生が180度変わります。



なんのために生きるのか?なんのために稼ぐのか?なんのために働くのか?

 

1〜2ヶ月で答えの出るような簡単なものじゃないし、

一生考え続けても答えが見つかるかどうかはわかりません。

 

ただ、考え続けていると、

自分が大切に思っている価値観、ライフスタイルがだんだんわかってくる。

どうやって生きていきたいか、少しずつ見えてくる。

 

私の場合はそれが「独立すること」でした。

「仕事をすることの意味」「ストレスと向き合うこと」

「心地よいライフスタイルの見つけ方」

こういうことに悩む人の役に立ちたい。だって、私が悩んできた道だから。

 

私も、30代に入ってしばらくはなんの疑問もなく

「当たり前の毎日」をこなすように生きていたし、

人生の目的も、働く楽しさも、考えることなく日々を過ごしていました。

 

何歳からでも、生きる道の方向転換はできる。

自分が変わりたいと思ったその瞬間からね。

 

 

 

 

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