ふと、クローゼットの前で手が止まる瞬間、ありませんか?
「この色、好きだな」って思ったあとに、
「でも、いい歳してこんな派手な色、痛いって思われないかな」っていう声が、
頭のどこかで聞こえてくる。
「もう大人なんだから、もっとちゃんとしなきゃ」
「年相応の格好をしなきゃ」
誰に言われたわけでもないのに、
いつの間にか自分で自分にブレーキをかける。
これって、知らず知らずのうちに、
心の中に物差しを握りしめてしまっているからだと思うんです。
世の中に溢れる「正解」の基準。
若いことが素晴らしいとか、歳を重ねたら落ち着くべきだとか。
そんな、世の中にふわっと漂う雰囲気が、どうしようもなく嫌いです。
私はSUNNY & GOを始めてから、強く思うようになったんです。
誰かが決めた物差し、一度置いてみてもいいんじゃない?って。
自分に素直に、自由に生きればいいじゃない?って。
だって誰のものでもない、自分の人生ですからね。
私たちには賞味期限があるわけでも、
経年劣化して価値が下がるわけでもない。
心も、生活も、本当はもっと凸凹していて、いびつで、
割り切れないことだらけです。
数字だけで測れる人生なんて、ひとつもないはずなんです。
シワが増えることも、好みが変わることも劣化ではありません。
あなたが今日まで懸命に生きてきた時間が、
そこに刻まれているってこと。
新品のツルツルした状態よりも、
使い込まれて形が変わったものの方が、
なんだか愛おしくて、かっこいい。
人間だって、そうあるべきだと思うんです。
だから、もう誰かの目盛りで自分を測るのは、
やめませんか。
「この年齢ではこうあるべき」をやめて、
今の自分の「好き」をまるっと許してあげてください。
誰に何を言われても関係ありません。
人目を気にして縮こまって生きる必要なんてないです。
そうやってふっと力を抜いたときに初めて、
自分らしさが戻ってくる気がします。
完璧じゃなくていい。
むしろ、完璧じゃないほうが、ずっと人間らしくて美しい。
今日はそんなことを思いながら、
ちょっといびつになってきたキャンドルのロウに火を灯そうと思います。