目に飛び込んでいる「今季のマストバイ」や「トレンドのスタイル」。
昔の私は、そのトレンドに必死にアンテナを張って、
流行りのものを手に入れることで安心感を感じていました。
でも、クローゼットや部屋がモノで溢れていくのに、
なぜか心は満たされない。
「これって、本当に私が好きなものなんだっけ?」
ある日、ふと立ち止まって自問自答したとき、
私の中の価値観が少しずつ変わり始めました。
「誰かの正解」より「私のときめき」を
トレンドを追うのをやめて一番変化したのは、モノ選びの基準です。
ワンシーズンで着捨てるような服ではなく、
作り手の体温が感じられるものに惹かれるようになりました。
例えば、遠い異国の地で職人さんが手作業で染め上げたブロックプリントのドレス。
ヨーロッパの蚤の市で見つけたようなヴィンテージの服。
「今流行っているから」ではなくって、
「その背景にあるストーリーが好きだから」
「身につけると心がポジティブになれるから」って理由で選んだアイテムは、時間が経っても色褪せない私だけの定番になってくれます。
部屋は、自分自身を映し出す鏡
ファッションと同じように、
インテリアとの向き合い方もシンプルになりました。
カタログの丸写しのような「映える部屋」を目指さない。
自分が心からリラックスできる空間をデザインする。
お気に入りのかごに小物をまとめたり、
夜は部屋を暗くして、その日の気分に合ったキャンドルを使ったり。
そうやって五感が喜ぶものを丁寧に並べていくと、単なる居住空間から、自分の内面を整える大切な場所に変わっていきました。
「らしさ」は、立ち止まった時に見えてくる
流行という大きな波から降りてみると、
最初は少しの不安があります。
でも、ノイズが消えたら、自分が本当に大切にしたい
「エッセンス」がはっきりと見えてきたのです。
ビジネスやモノづくりにおいても同じこと。
周りのスピードや流行りの手法に流されるのではなくて、
本当に届けたいポジティブなメッセージは何か。
どんな風に人と繋がって、成長していきたいか。
自分の軸を大切にしながら、着実に一歩ずつ進んでいく方が、
ずっと心地よく、結果的に強いエネルギーを生み出せると気づきました。
「自分らしさ」は、誰かが教えてくれるものでも、
トレンドの中にあるものでもありませんでした。
流行を追うのをやめて、自分の内側にある「好き」に素直になった時、自然と浮かび上がってくるものでした。