おうちでストレスを抱える人が増えてきています。
最近は在宅ワークも随分主流になってきましたし、
自宅でフリーランスとして働いている人も多いでしょう。
一見すると、おうちにいたほうが出社するよりストレスが
なさそうに思えますが、最近「自宅で過ごしているのになんだか不調」な
人が増えています。
家にいるとついつい、お菓子を食べすぎてはいないでしょうか。
食生活の乱れは腸内環境を乱して睡眠の質を下げてしまいますが、
糖分も摂りすぎると身体だけでなくメンタルにも悪影響を及ぼします。
今日は、糖分の摂りすぎがメンタルに与える影響について探っていきたいと思います。
糖分の摂りすぎとメンタルの関係
甘いものを食べると、ちょっと幸せな気持ちになりますよね。
しかし、少し経つとまたお腹が空いて、イライラしたり
落ち着きがなくなったりしてきませんか?
これ実は、糖分の影響で感情のコントロールが取りづらくなっているからなんです。
血糖値の乱高下
甘くて美味しいもの、おやつやジャンクフード、清涼飲料水には
糖分が多く含まれています。
糖分を摂りすぎると、血糖値が急激に上昇します。
すると身体は、上がりすぎた血糖値を元に戻そうとして
インスリンというホルモンを分泌させます。
これで血糖値が下がる・・・と思いきや、
今度は逆に下がりすぎて低血糖状態になってしまうんです。
糖分は、人間が生きていくために必要な栄養素。
なので、低血糖状態になることは身体にとって「緊急事態」。
今度は、血糖値を上げようとしてアドレナリンというホルモンを分泌します。
カラダが緊張状態になるんです。
カラダの緊張状態が続くと、落ち着きがなくなったりイライラしたり。
当然、自律神経のバランスも乱れてきます。
そしてさらに、アドレナリンが出過ぎると今度はまたインスリンが分泌されて
アドレナリンを抑えようとします。
こうやって血糖値が乱高下。感情のコントロールもできなくなって、
上がったり下がったりを繰り返して不安定になってしまいます。
メンタルを不安定にするワケ
血糖値の乱高下によって、不安定になった状態は、
身体にとってはもちろんストレスになります。
するとストレスを感じた時に身を守ろうとする「コルチゾール」という
ホルモンを分泌させます。
コルチゾールは腎臓の上にちょこんと乗っている臓器「副腎」から
分泌されているんですが、
ストレスを感じ続けると副腎がコルチゾールを分泌し続け、疲労がMAXに。
コルチゾールが分泌できなくなってしまうことで、
ネガティブな感情が抑えられなくなってしまいます。
さらなる悪化要因が
副腎疲労が起きて、コルチゾールが不足すると、
脳は糖分を摂ることでコルチゾールを絞り出そうとしてしまいます。
つまり、また糖分が欲しくなる。
そして、また激しい血糖値の乱高下によって、
コルチゾールが枯渇していく負のループに陥ってしまうんです。
おうちで仕事している人で、
なんだかメンタルが安定しないな・・・と感じている人、
会社で仕事していても
甘いものばかり食べちゃってるな・・・という人は
間食から見直してみましょうね!