ホルモンバランスと睡眠の関係性

ホルモンバランスと睡眠の関係性

なかなか寝付けない・・・

ホルモンバランスの乱れが、自律神経の乱れを引き起こして

眠れなくなったり、睡眠の質を下げていることってよくあります。

 

暑くて目が覚めてしまう・・・

更年期障害で悩む多くの人が、こんなお悩みを持っています。

 

女性ホルモンとして知られているのは

「エストロゲン」と「プロゲステロン」。

名前は聞いたことのある方も多いですよね。

 

エストロゲンの役割

エストロゲンは、丸みのある体つきにしたり、排卵を促したりの

役割のほかに、骨の健康を維持し、血管や、皮膚。髪の健康にも

関係しています。

さらに、エストロゲンは脳の機能(記憶)にも関わっています。

 

プロゲステロンの役割

一方、プロゲステロンは、子宮内膜を着床しやすい状態に整えるほか

ストレス対処能力を高めて、睡眠をサポートするなど、

神経系にも影響を与えています。

 

つまりこの2つのホルモンは、女性の身体の機能だけでなくて、

全身の健康や精神的な健康にも重要な影響を与えているんです。

 

ホットフラッシュの正体

エストロゲンが減少すると、自律神経の乱れを引き起こします。

ポイントは「血流」。

エストロゲンは、血流に大きく関わっているホルモンです。

なので減少することで血流不良が起こり、

臓器の機能低下や体温調節がしにくくなって、

汗が止まらなくなったり、疲れやすくなったりします。

 

これがいわゆる「ホットフラッシュ」。

更年期障害によくある症状です。

 

 

男性にも起こる更年期障害

まだあまり知られていませんが、男性にも更年期障害があります。

男性には「テストステロン」というホルモンがあって、

筋肉やがっしりした体つきを作っています。

 

このホルモンが、40代ごろから急激に減ってきます。

すると、自律神経が乱れてイライラすることが増えたり、

眠れなくなったり、憂鬱な気分になったりという症状が出てくるんです。

 

更年期かも?と思ったら自律神経を整えよう

ホルモンレベルが変化してくると、

身体的、精神的にさまざまな症状が出てきます。

「不眠かもしれない・・・」と悩む人も増えてきます。

 

ホルモンのバランスが急激に減少する年代に特に出やすい症状を

「更年期障害」って呼んでるんですね。

 

この症状、生活の質や健康に大いに関係してきます。

 

更年期障害の症状の重い人は、

副交感神経が低いままの状態になっていて、

自律神経失調症の状態にあることもわかってきています。

 

なので、更年期かも?と思ったら、

自律神経の乱れを意識した生活習慣に変えていくことが大事。

特に「副交感神経」を高めることを意識してください。

 

自律神経を整える方法

1.リラックス方法を持っておく

瞑想、深呼吸、ヨガなど、自分がリラックスできる術を持っておくと、

自律神経のバランスは整いやすくなります。

 

他にも、アロマやキャンドル、

森林浴もリラックスにつながるのでおすすめです。

 

2. 運動

適度な運動は副交感神経を活性化させてくれます。

特に、規則的なリズムが効果的。

一定のリズムでテンポよく歩く、朝の散歩がおすすめです。

血流を改善して、臓器の機能をサポートしてくれるだけではなく、

朝日も浴びられて自律神経にとってはいいことづくめです。

 

3. バランスの取れた食事

更年期には、オメガ3脂肪酸を豊富に含む食品や

エストロゲンを含む食品を摂るのがおすすめ。

大豆製品、りんご、亜麻仁油、クルミなんかが、

エストロゲンレベルを保ってくれますよ。

 

4.決まった時間に起きる

自律神経のバランスを整えるのに、睡眠は不可欠です。

でも、そもそも眠れなくて困ってるんだけど・・・と言う人は

起きる時間を一定にしてみてください。

 

5. ストレスのケア

極度にストレスを感じると、

若い方でも更年期に似た症状が出ることがあります。

エストロゲンは、ストレスに弱いからです。

そして交感神経を活性化させてしまうことにもなるので、

日々のストレスケアが自律神経のバランスには重要です。

 

先に紹介したリラックス方法と合わせて、

ストレスの発散方法もいくつか持っておくとベスト。

特に、紙に書き出す方法がおすすめです。

他にも友人に悩みを話したり、

ストレスを自分の頭の中だけにためておかないようにしてください!

 

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