2020年。コロナ禍で私は眠れなくなりました。
ベッドに入ってから2時間以上眠れない日々が続いて、
いわゆる不眠症の状態に。
睡眠薬なしでは、眠れませんでした。
それを変えてくれたのが、キャンドル。
元々キャンドルが好きだったこともあって、
何気なく手にしたキャンドルが、
私の睡眠を変えてくれることになりました。
キャンドルをつけて、炎を見つめている時間って
リラックスできますよね。
それには根拠があって、
1/fゆらぎって呼ばれています。
例えば、川のせせらぎとか、人の鼓動とか、
鳥の鳴き声とか。
自然界で発せられる音だったりリズムは、
一定のようでいて、実は微妙にリズムがずれています。
メトロノームのように、完璧なリズムを刻んでいるわけではないんです。
このリズムが、人を落ち着かせます。
人間だって、自然界の生き物。
自然のリズムに癒されるのは当然のことかもしれません。
人は気持ちがリラックスしている時、
自律神経のリラックスを担当している「副交感神経」が
活発になります。
これが、私を眠れるように導いてくれた最大の要因だと思います。
要は、自律神経がものすごく乱れていたんですね。
現代は情報社会。そしてストレス社会です。
私の場合は、転職活動をしていたり、
リモートワークの慣れない環境に置かれていたり、
昇進したりと、変化の激しい生活だったこともあって、
ストレス過多の状態になっていました。
ほっとする時間も持てていなかったし、
生活リズムも狂っていたし、
体内時計も狂っていた。そりゃ自律神経も乱れるわけです。
キャンドルに火を灯して、ぼーっとする時間を持てたことで、
少しずつココロの余裕を取り戻していけた気がします。
好きな香りを嗅いだり、炎に癒されたりする時、
リラックス神経(副交感神経)は活発になります。
副交感神経が優位になると、人は眠りの準備に入る。
だからキャンドルは今でも私にとっても救世主です。