昼間は忙しくて忘れていたのに。
夜、布団に入って静かになった途端、ダムが決壊したみたいに不安が押し寄せてくること、あるよね?(私はある)
「あの時のあの言い方、ちょっと冷たかったかな…」
「相手を不快にさせたかも。なんであんなこと言っちゃったんだろう」
「私、このままで大丈夫なのかな…」
頼んでもいないのに毎晩開催される、脳内ひとり反省会。
「もう寝なきゃ」「考えちゃダメだ」と思えば思うほど、頭の中がぐるぐると回って止まらなくなる。
今日は、そんな「真面目で、少し不器用なあなた」のために。
この苦しい夜の正体と、そこから抜け出すための小さなお話をさせてください。
なぜ、夜になると「反省会」が始まるの?
まず、あなたに伝えたいこと。 それは、あなたが弱いからでも、性格が暗いからでもありません。
人間の脳ってね、そういう仕組みになっているんです。
昼間は理性が働いてフタをしていた感情も、夜になって脳が疲れてくると、フタを押さえる力が弱まります。
そうすると、日中見ないふりをしていた「不安」や「後悔」が、ここぞとばかりに顔を出してくるんです。
しかも皮肉なことに、脳には「考えないようにしようとすればするほど、そのことを強烈に意識してしまう」性質があります。(心理学では「シロクマ効果」なんて呼ばれてます)
だから、ぐるぐる考えてしまう自分を「ダメだなぁ」なんて責めないでください。 あなたの脳が正常に働いている証拠なんです。
ネガティブは「自分を守ろうとしている」証拠。
私たちはどうしても「ポジティブ=良いこと」「ネガティブ=悪いこと」って捉えがちです。 でも、本当にそうでしょうか?
太古の昔から、人間が生き延びてこられたのは「最悪の事態を想定して、備える能力」があったからです。つまり、今の人類があるのはネガティブのおかげってわけ。
「あの言い方マズかったかな?」って振り返るのは、あなたが「人との関係を大切にしたい」と思っているから。 将来が不安になるのは、あなたが「自分の人生を真剣に守ろうとしている」から。
そう。その止まらない不安や後悔は、あなたの脳が必死に「あなたを守ろうとして出しているアラート」なんです。
ネガティブになってしまうのは、あなたが人間に生まれてきた証。
そして、自分自身を一生懸命守ろうとしている、愛おしい証拠なんです。
感情を無視せず、まずは「共感」してあげる。
だから、不安が襲ってきた時、無理やりポジティブになろうとして「あっち行け!」と感情を追い払わないであげてください。
無視された感情は、気づいてもらえるまで、もっと大きな声で騒ぎ出します。
まずは、泣いている子供をあやすように、自分自身に共感してあげてほしいんですよ。
「あー、私、今すごく不安なんだね」
「あの失敗、怖かったよね」
「傷つきたくないって思ってるんだよね」
「そうかそうか、自分を守ろうとしてくれてありがとうね」
そうやって感情の存在を認めてあげるだけで、
脳のアラートは「あ、気づいてくれた」と安心して、不思議と静かになっていきます。
それでも頭が止まらない時の「7つの儀式」
心に寄り添っても、どうしても物理的に脳の回転が止まらない時もあります。
そんな時は、精神論ではなく「身体」を使って強制終了させましょう。
道具ゼロで今すぐできる、私のとっておきの「思考停止リセット術」を7つ紹介します。
1. 冷たい水で顔を洗う
脳の暴走を止める「緊急停止ボタン」。
冷たい刺激で強制的にリラックスモードへ切り替えます。
2. 「書き殴り」デトックス
裏紙にモヤモヤを全部書き出して、
くしゃくしゃに丸めてゴミ箱へ!脳のゴミ出しです。
3. わざと「大きなため息」をつく
ため息は最高の深呼吸。「はぁ〜〜っ」と全てを吐き出すと、身体の力が抜けます。
4. トイレに逃げ込む(場所を変える)
ベッド=悩む場所になっています。
一度場所を変えるだけで、脳のスイッチが切り替わりますよ。
5. 自分を「実況」する
「私は今、布団に触れている」「右手を挙げた」と、事実だけを実況中継。
事実を見ている間、脳は妄想できません。
6. 自分をハグして「トントン」する
二の腕を抱きしめて、一定のリズムでトントンするだけ。
理屈抜きで安心感が生まれます。
7. 魔法の言葉「ま、いっか」
心で思っていなくてもOK。
口に出して耳で聞くことで、脳が「あ、もう終わりなんだ」と錯覚してくれます。
最後に
今夜も悩みすぎて眠れないあなたへ。
それだけ深く悩めるのは、あなたが今日一日、真剣に生きた証です。
ネガティブな自分も、弱気な自分も、全部ひっくるめて「人間らしくて愛おしい」存在です。
思考のプラグをえいやっと引き抜いて。
「私を守ろうとしてくれてありがとう、でももう大丈夫だよ」と自分に伝えてあげてください。
今夜はどうか、あなたが安心して眠れますように。 おやすみなさい。
SUNNY & GO まりか