インドのブロックプリントが気になって仕方ない

インドのブロックプリントが気になって仕方ない

初めてブロックプリントの布を手に取ったとき、
「え、待って、これ全部手作業?」って声が出ました。

細かい模様がびっしり、色は何層にも重なって、それでいてどこかやわらかくて——。よく見ると、ちょっとだけにじんでいたり、線がわずかにゆれていたりする。その「ちょっとしたズレ」が、なぜかとても愛おしいんです。

そもそも、ブロックプリントってなに?

名前のとおり、「ブロック(版木)」を布に押して模様をつける染色技法です。インドでは古くから各地で受け継がれてきた伝統工芸で、なんと起源はインダス文明にまでさかのぼるとか。つまり、5000年以上ずっと続いている手仕事ってこと。すごい。

ラジャスタン州やグジャラート州には今でも職人さんの工房が多く、地域によって柄も色使いも全然ちがうのが面白いところ。ひとつの「インドのブロックプリント」といっても、その顔はひとつじゃないんです。

 

版木を作るだけで、何日もかかる

ブロックプリントの肝は、なんといっても「版木」です。チークなどの硬い木を、職人さんが一彫り一彫り丁寧に彫り上げる。花びら一枚、葉っぱの細い線一本……その作業だけで何日もかかることも珍しくないそう。

そしてプリントの工程がまた面白い。染料の入ったトレーに版木をぽん、と押し当てて、布の上でぽん。それをリズムよく繰り返していく。複数の色を使うデザインは、色ごとに版を替えながら何度も重ねていきます。

機械じゃないから、少しだけにじむ。少しだけ傾く。でもそれが味。「完璧じゃないこと」が、この布の魅力そのものなんだと思います。

柄を見ているだけで、どこかへ行ける気がする

ブロックプリントの柄って、本当に見飽きなくて。

花やつる草、幾何学模様、象や孔雀——インドの自然や文化が、ぎゅっと布の中に詰まっています。色もビビッドなピンクやオレンジ、深いインディゴ、やさしいオフホワイトまでさまざまで、「こんな組み合わせ、思いつかなかった!」という発見が毎回あります。

インテリアに取り入れるだけで、部屋の空気がちょっとだけ変わる。そんな不思議な力がある布です。

 

一枚の布に、誰かの時間が宿っている

ブロックプリントを手に取るとき、そこには職人さんが費やした時間と、長い年月をかけて磨かれてきた技が詰まっています。量産品にはない「これひとつだけの表情」が、使うたびに愛着になっていく。

はじめての方にこそ、ぜひ一度触れてみてほしい。「なんかいいな」のその先に、きっと深い世界が待っています。

 

SUNNY&GOで取り扱っているブロックプリントスカート

ブログに戻る