3月の下旬、1週間パリに行ってきました。
日本を出る前から、なんとなく予感していたんですが。
パリって、街そのものが主役なんだろうなと。エッフェル塔も凱旋門も見ました。
もちろん、圧倒されたんだけど、正直一番心を奪われたのは、そういう観光地じゃありませんでした。
街並みと、街ゆく人のこと
パリの街は、どこを歩いても絵になります。
石畳、古い建物、窓から垂れる布、路地の奥に見える光。
カメラを向けるまでもなく、目に入るものが全部、どこかで見たことがあるような、でも初めて見るような景色で。

そして、街ゆく人がエレガントでした。
着飾っているわけじゃない。
でも、みんな自分の軸を持って歩いているような感じがして。
背筋が伸びていて、足取りが軽くて、周りの目を気にしていない。
ああ、自分らしくいるってこういうことか、と思ったりした。
観光地で感動するより先に、ただ歩いている人たちに感動している私がいました。
毎日通ったパン屋のこと
滞在中、借りていた家の近くにパン屋がありました。
気づいたら、毎日通っていて。
頼むのはいつもハムアンドチーズのパン。(結構なボリューム!)
それだけ。
当たり前だけどメニューはフランス語で書いてあって、
ショーケースの中のパンを注文するのに一苦労。
店員さんのフランス語はなんとなく聞き取れるけど、数字は無理。
「レシートいる?」ってフランス語で聞かれて咄嗟に出るのは
「Yes, please!」英語・・・(笑)
後になって「Oui, s'il vous plaît」って言えば良かったんだよな〜と思いながら。
店員さんが笑顔で対応してくれるのが、救いでしたね。
でも、その一苦労が、なんか好きでした。
うまくやれなくていい。完璧に聞き取れなくていい。
それでも毎日通って、毎日同じものを頼んで、少しずつ慣れていく。
その小さな積み重ねが、旅を旅じゃなくて、日常に変えていく気がしました。
1週間の滞在で、あのパン屋が「いつものパン屋」になっていくのがとっても嬉しかった。
テラス席の人たちのこと
パリはカフェが多い。そして、テラス席が多い街です。
驚いたのは、その使われ方。
テラス席に座っている人たちが、みんな熱心に話しているんです。
スマホを見ているわけでも、ぼんやりしているわけでもなく、向かいの人と真剣に、楽しそうに、話している。
日本だと、カフェでそこまで熱心に話している人たちって、あまり見かけない気がします。みんなどこか、周りの目を気にしながら声のボリュームを調整している。
パリのテラス席には、そういう遠慮がなくって。
自分たちの時間を、堂々と楽しんでいた。それがすごく、かっこよく思えました。

自分の時間を遊ぶように使う。
そういう感覚が、街全体に流れているような気がしました。
パリで気づいたこと
旅から帰って、少し経った今も、あのパン屋のことを思い出します。
フランス語を聞き取ろうと必死になっていた自分のこと。
石畳を歩きながら、ただ綺麗だなと思っていたこと。
テラス席の人たちを見て、なんかいいなと思っていたこと。

遊ぶように生きるって、特別な場所に行くことじゃない。
知らない場所で、知らない日常に混ざってみること。うまくやれなくても、それを楽しめること。
パリは、そのことを改めて教えてくれた旅でした。
また行きたいな。次はもう少し、フランス語を勉強してから!!