街を歩いていると、視線を感じることがあります。
私の右腕に向けられる、少し戸惑ったような、遠慮がちな視線。
言葉には出さなくても、その目が語っていることがわかります。
「大変そうだな」 「かわいそうに」
もちろん、そこに悪気がないことは知っています。
むしろ、優しさゆえの反応だということも。 でも、あえて言わせてください。
私は、自分のことを「かわいそう」だなんて、これっぽっちも思っていません。
1. 同情よりも、憧れを
私が欲しいのは、「ハンディキャップがあるのに頑張ってて偉いね」っていう
同情の拍手ではありません。
「そのスタイル、かっこいいね!」「その生き方、シビれるね!」、の
純粋な称賛です。
例えば、個性的なファッションを着こなすモデルさんのように。
あるいは、誰も思いつかないアートを描くアーティストのように。
私のこの腕は、失ったものではなく、
神様がくれた「最強のフック」だと思っています。
みんなと同じじゃつまらない。 この腕があるからこそ、表現できる世界がある。
そう本気で思っているから、私は人生を楽しめています。
2. 「SUNNY & GO」が目指すもの
このブランド「SUNNY & GO」も同じです。
「障害のある人が作っているから、応援のために買ってあげよう」
……なんて、絶対に思われたくない。
「なにこれ、パッケージが超おしゃれ!」
「この香り、他になくて最高にかっこいい!」
そうやって商品そのものに惚れ込んでもらって、
後から「あ、これを作った人、片腕なんだ。へぇ、クールじゃん」と知ってもらう。 それが私の理想の勝ち方です。
3. 武器にして、生きていく
隠すんじゃなくて、魅せる。 補うのではなく、尖らせる。
私が堂々と胸を張って、好きな服を着て、好きな香りを纏(まと)って
笑っていれば、きっと世の中の視線も変わっていくはずです。
「かわいそう」というフィルターが外れて、
「かっこいい」というフィルターに切り替わる瞬間を、私はこの目で見たい。
だから私は、今日も自分をアップデートし続けます。
誰よりも楽しみ、誰よりもかっこよく生きるために。
「かわいそう」なんて言葉、私の辞書にはありません。